著者:長谷部 光雄
対象者:ITエンジニア
おすすめ度:★★★☆☆
【概略】
品質工学の考え方が解りやすく書かれています。
今日の品質の問題点、品質とは何か?、“「まさか!」をなくす技術はあるか”、“高品質と低コストの新しい基準”、“「常識的な自分」から段階的に抜け出す。”、“日本で売れ世界で思考する製品の条件で構成されています。
一般的な感覚と技術者の感覚の違いがもたらす品質問題についてや、“平均値は真値でない”で何でも平均値で考える時の問題点についても、書かれています。
少し読みにくいと感じる文章です。
【所感】
ハードウェアの方の比重が大きく、ソフトウェア開発者として読むと、ちょっと範囲がずれている気がします。そのため★は3つとしました。
ただ、品質の考え方については、ソフトウェア開発と共通する多くの事が書かれていますので、読んでみるとためになります。
たとえば、「消費者が抱いている品質に対する期待の中身が事前に明確になっていない」ことは、ソフトウェアを開発している人であれば、よく出くわす事です。
それに対して、「いじめれば分かる」などの方法論も書かれて、ソフトウェア開発においても参考になる点はあります。
最後の章にある、”技術者は社会が何を要求しているのか感じ取り、それを実現していく努力をすべきだ。”の文は、これからの技術者の一つの方向性を示していると感じます。
タグ:品質
【書評-プロジェクトマネージャー向けの最新記事】




