2008年03月22日

「問題解決の実学」

タイトル:「問題解決の実学」 ダイヤモンド社
著者:斎藤 顕一
対象者:コンサルタント又は問題解決を必要とする人
おすすめ度:★★★★☆

【概略】
問題解決によって企業の業績を向上させる全体的な考え方が書かれています。
継続的に業績を向上させる為の、3つの力、@引き上げる力、A押し上げる力B推進させる力に、ついて書かれています。
この3つの力を基に企業の本質的な問題解決へのアプローチについて書かれています。



大きくは、情報の収集、問題の発見、問題解決の方法、問題解決の方法を如何に成果に結びつけるかの流れで書かれています。
文章自体は特に難しくはありませんが、大阪弁のコメントが入っています。

【所感】
企業における問題解決で重要な事は、本質的な問題を発見する事と、その解決策を実行できるように企業の組織文化を変える事だと思います。
その事が重視されていて、私は良い本だと思います。

問題解決というと、どうしても様々な分析手法とその具体的方法に目がいきがちだと思います。
この本では、あえてそういった部分を切り捨てて問題解決を行う上で、全体的な関連性を重視し、”考える”という点に重点を置いています。
その為、”なぜそうなるのか?”を人やその企業文化の面から書かれている箇所が多くあり、それにより読者も考えるという事を促していて良いと思いました。

また、第W部では、問題解決の方法を如何に成果に結びつけるかという事で書かれています。
これは難しいとされる企業文化を変える事の為、”成果を全員で共有する”や”仲間を巻き込む等”参考になる点は多いと思います。
どんなにすばらしい解決策を考えても、上司が高度経済成長の波に乗った成功体験を、間違った考えで引きずってしまい、解決策は有効ではないと考え却下されるなど、組織文化による壁が大きくその為、業績が下がっている企業は多いと思います。
この事が重要な事は”はじめに”も書かれています。


ただ、具体性は薄い為、絶賛に値するかどうかは、ちょっと疑問に思います。


posted by ようすけ at 11:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 書評-コンサルタント向け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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