著者:竹野内勝次・渡部英男・久井信也
対象者:プロジェクトマネージャー、SE
おすすめ度:★★★★★
【概略】
本書の内容はタイトルとは異なりプロジェクトマネジメントが主な内容です。タイトルに”SE”とあるのは、プロジェクトマネジメントが日本で話題になる少し前に発行されているためと思います。
プロジェクトマネジメント本といっても、よくあるEVMやWBS等の手法中心でなく、プロジェクトに関わる人の意識や考え方を、プロジェクトマネージャーやリーダーの視点で書かれています。
内容は、比較的深い洞察があり他のプロジェクトマネジメントの本には、見られにくい内容も多く書かれています。
補足的な事は”ベテランSEの目”として書かれています。
文章自体は読みやすいのですが、ある程度の知識と経験が前提となっています。
また、内容を詰め込んでいるため理解するのは、やや難しい部類です。
【所感】
プロジェクトマネジメントを行う人におすすめします。仕様調整上の基本ポイントも書かれていますのでSEの人にもおすすめです。
本書の目的は「現場ノウハウを具体的に記述してある書籍」とあります。この目的によってトラブルプロジェクトの減少につなげようとしています。そして、その効果は十分にあると考えます。
内容的にもかなり現場の視点で書かれていますし、安易な方法論でなく本質な問題点を考えて、その対応方法が書かれています。
例えば、テーマ24で”人間の限界”について書かれています。その中で”問題児”は自分の不満を他のメンバーにも影響を与えてプロジェクトの士気を下げる事についても書かれています。
その対応方法は全ての状況に適用できる事ではありませんが、一つの方法を示しています。
この本の内容が直ぐにプロジェクトに適用でき効果を発揮する事はないですが、自分自信の身についた時には大きな力になると思います。
また、この本はいつも携帯して利用する事も目的としてあるのか、内容の圧縮率が高くコンパクトにまとまっています。
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