著者:渡部広志 楠徳生
対象者:SE
おすすめ度:★★★★☆
【概略】
本書には”「幸せなシステム」とは、お客さま、システム開発者の両者が”幸せ”と感じる事ができる「システム」”とあります。
この「幸せなシステム」の観点から、仕様調整者としての考え方が書かれています。(仕様調整者はSEとほぼ同義とみても良いと思います。)
考え方の内容は基本的な事が多いですが、一部は他の書籍ではあまり見かけない内容も書かれています。
内容も一節毎にまとまっているため、内容は読みやすくなっています。
【所感】
SEに限らず、プロジェクトマネージャーにもお勧めできます。
この本でもやはり前提となっているのは、お客様の要求が曖昧で本当に欲している事に気づいていない事です。
その為本書の中でも、「お客様の希望どおりに作ったにもかかわらず、お客様は不満に思っている」ことや、RFPの抱える問題などが書かれています。
また、お客さんの「理解した」状態と「納得した」状態の違い、その間にある、”好みの表現”や”方針”、”利害関係”の関門について書かれてあり、単に仕様を説明したから問題が無いわけでは無く、いかに納得してもらう事が大事であること等が書かれていて、意外と忘れがちな事を再認識できます。
「幸せなシステム」の考え方に共感しやすく、良い本だと思います。
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